セルフリフォームもサポートします!ミワプランニングオフィスの淀川です。
前回の塗り壁講習レポートにつづきまして、今回はしっくいの実技講習について詳細をお伝えしたいと思います。
しっくいってDIYできるの?
これは多くの方が思っていることではないでしょうか。
私も講習を受けるまでは、自分でしっくいを塗れるなんて思っていませんでした。
でも実際にやってみると、コツさえつかめば、十分自分たちで作業することも可能です!
講習場所へGO!
スイスの漆喰をDIYで塗る講習を受けられるのは、東京都葛飾区にあります八幡工業さんという左官屋さんのショールーム。
ナチュラワイズという、しっくいがふんだんに使われたショールームとカフェが隣接されている素敵な場所でした。
予約はこちらのサイトからすることができます。
1組4名さままで3000円、所要時間は2時間程度とのことです。
(ワークショップの詳細は、上記ホームページより必ず内容をご確認下さい。内容が変わっていることもあるかもしれませんのでご了承願います。)
スイスのしっくいについて
しっくいという材料は、産地によって多少性質や仕上がり具合が異なります。
日本でも古くからのしっくいの産地はいくつかございますが、今回講習に使われたのは、スイスのしっくい「カルウォーク」です。
しっくいは、ヨーロッパでは古代から使われてきた非常にポピュラーな壁材。
スイスのしっくい「カルウォーク」は、アルプスから採れた石灰岩を原料にしており、天然成分100%です。
カビのエサとなる素材を含まない100%天然素材ということに加え、強アルカリ性という性質上カビの発生が抑えられるという大変健康に良い素材となっています。
色味については、日本のしっくいと比べても非常に白さが際立つのが特徴です。
レクチャー&実技
しっくいの特徴やメリットなどのレクチャーを受けたあとに、実技講習に入ります。
まずは、割り当てられたスペースをマスキングで養生
DIYではマスキングが命!と言ってもいいくらい、とても大事な作業ですのでしっかりとやりましょう。
次にしっくいの準備として攪拌(かくはん)をします。
手順を先生が教えてくれます。
私も挑戦させてもらいました。
パワーのある機械なのでしっかりバケツを押さえないと持っていかれてしまいますが、女性でもなんとかできました。
機械がない場合は手で混ぜる方法もあるそうですが、機械のほうが断然早くて確実だと思います。
攪拌できたら、塗っていきます。
まずは、左官で一番難しいかもしれない、コテ返しを教えてもらいます。
なごやかな雰囲気の中、コテ返し練習中。
何度か挑戦して、やっとコツをつかみました。
そばで先生たちが見守ってくれています
実際に塗り始めます。
うまくできるか心配でしたが、しばらくすると慣れてきます。
仕上げ厚は2.5mmが目安とのことで、厚塗りになりすぎないよう気をつけます。
コテについては色々種類があるそうですが、DIYではステンレスの薄手のものがオススメとのこと。
サイズも女性なら小さ目を選ぶと使いやすいです。
周りのスタッフさんが楽しい雰囲気を作ってくれて、楽しく講習を終えました。
今回私が参加した講習は、建築業に携わるプロユーザー向けの企画でしたので、当日は私と同様建築士の方、リフォーム会社の方、大工さんなどと一緒に講習を受けました。
企画をしていただいた会社の方々、教えてくださった職人の皆様方ありがとうございました。
はじめてでもできますか?
答えは、できます!
しっくいは、事前講習なしでいきなり本番は難しいと思いますが、講習で職人さんたちに手順やコツを教えてもらえば十分にできる作業です。
それでもまだ不安だったり、道具を貸してほしい、失敗したら職人さんの手配もお願いしたい、しっくいのほか塗り壁にも挑戦したい、などのご希望がある際は、セルフリフォームサポートをご利用いただけます。
ぜひ、ご自身の手での家づくり、挑戦してみてくださいね☆